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書評

【書評】出版禁止 ろろるの村滞在記【考察+ネタバレあり】

イオリ

丸い貝は幸せを呼ぶらしいよ

こんにちは、イオリです。

この記事を見ているということは、あなたも『呪われていますね?

今回は『出版禁止 ろろるの村滞在記』に散りばめられた伏線を考察しながら、時系列順に追うことで呪いに抗っていこうと考えています。

100%浄化される確証はありませんが、気休め程度でも呪いに苦しめられているあなたの救いになれれば幸いです。

それでは、よろしくお願いします。

まだ読んでいない方は、ネタバレ無しの紹介からどうぞ。

【書評】出版禁止 ろろるの村滞在記 / 読むと呪われる本【ネタバレなし】
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  • 筆者は佐竹綾子(さたけあやこ)。
  • 本書の編纂者は2人いた。
    • 女性記者の佐竹 と 男性記者の都築(作中でTと呼ばれていた、生贄に捧げられた男)
  • 佐竹がすくいの村滞在中に、都築のルポを発見し、『逆打ち』で編纂することを決意する。
    • 『逆打ち』で編纂された本書を読んだことで、読者は『呪われた』。
  • 筆者は都築亨(つづきとおる)。
  • 男性記者の都築がすくいの村を訪れた頃が書かれている。
    • 都築が乗ってきた車はSUV車である。
      • 『素数蝉の理』で女性記者の佐竹が見つけた、長い間使われていないSUV車は都築の車だった。
  • キノミヤの名前はキノミヤマモル。
    • 『素数蝉の理』でのキノミヤはキノミヤマサルなので、キノミヤは二人いる。
      • 都築があったキノミヤは老人、佐竹があったキノミヤは青木伊知郎(あおきいちろう)。
      • 青木伊知郎は青木(藤村)朔の旦那。
  • 筆者は都築亨。
  • 本書のメイン部分であり、都築がどのような過程で生贄に捧げられるかが書かれている。
    • 都築が執筆困難に陥ってからは、青木伊知郎が代筆している。
  • 本章の始まり方が唐突に感じる違和感の正体は、『逆打ち』で書かれているから。
    • 『まぼろしの村』から続けて読むと、違和感はない。
  • 都築はいつから生贄になることが決まっていたのか?
    • 藤村朔と友人だった高校生時代から?
    • 本章の終盤で青木伊知郎から語られる真実として、藤村朔は自分の運命に絶望していた時期があることが分かる。
      • 都築が藤村朔を困らせていた男を殺さなければ、運命は変わっていたかもしれないが、都築が殺人を犯したことで藤村朔も覚悟を決めたようにも捉えられる。
  • キノミヤの手引きもあるが、都築はすくいの村に戻ったことで、生贄になることが確定した。
    • 生贄は神に捧げる供物なので、村人たちは都築を丁寧に扱うようになる。
    • また逃げないように薬物のようなものを使い、都築の思考能力を徐々に奪っていく。
      • 秋摘み茶やハーブティーを飲んだ後の動向が明らかにおかしい。
  • 風呂場で野瀧が都築を散髪するシーンで、『浴槽が広いことは良いこと、いろいろなことに使える』と含みのある言い方をする。
  • 夢の中で裸の藤村朔と会う都築。
    • 後の描写から、ここで子供を授かっている。
  • ゆっくりとバラバラに解体される都築。
    • 四肢から切断されたので、麻酔が切れるのが早く、不運にも断末魔を上げながら絶命する。
    • 怖いながらも個人的にお気に入りのシーンで、ここだけ数回読み返してしまった。
  • 筆者は佐竹綾子。
  • 村の入り口で発見したSUV車は都築の車。
  • 村人にお風呂を進められた際にくぐった暖簾が、女湯。
  • 佐竹を案内する女性の村人ミチル(仮称)は藤村朔である。
    • 月の満ち欠けである『朔月』は満ち欠けの始まり、新月とも言う。
    • 月が満ちる(ミチル)ことで満月になる。
    • 逆打ちの始まり『朔』、逆打ちの終わり『満ちる(ミチル)』
  • 素数蝉は100年ごとに開催される儀式の比喩。
    • 100年ごとに儀式を開催する者と生贄に捧げられる者が、必ずマッチングしている。
  • 筆者は佐竹綾子。
  • 村で赤ん坊が生まれる。
    • 藤村朔が出産したと思われる。
    • 父親はおそらく都築である。
  • 佐竹は呪いたいぐらい恨んでいる相手がいたが、その人物は命を落としている。
    • 村人たちによる『呪い』だと思われる。
  • 都築に向けて、村人が書いた詩を捧げる。
    • 詩の内容は本書を初めて読むときは、右から左に読むことがほとんどだが、左から右に読むと真逆の意味になる。
      • 人は呪わなければならない・そんなことはない・人を呪うことはよくない・どんなに憎んでいても
      • どんなに憎んでいても・人を呪うことはよくない・そんなことはない・人は呪わなければならない
  • ことわり
    • 著者 長江俊和さんのおことわりが入る。
    • 本書には『呪い』が仕掛けられていた。
  • 順番に読むと『逆打ち』を体験することができる。
    • 本書自体に『呪い』が仕掛けられている。
  • 和風ホラー特有の徐々に盛り上がってくる恐怖が体験できる。
  • 読み終わった寸前で、「やられた…」とつい言ってします。
  • 2週目を読むことで、違和感が全て解決する仕組みになっている。

考察とネタバレについて、実際に書き出してみると頭の中がスッキリとして、考えがまとまってきました。

書き出す前は恐怖で震えながら書いていましたが、今はただ本書を知っている人と一人でも多く考えを共有したいとも考えています。

未読だけど、この記事を読んでしまった人には申し訳ありませんが、本書を購入して呪われて欲しいと思います笑

それでは、さようなら~

丸い貝は幸せを呼ぶらしいよ ⇨ 丸貝幸 ⇨ 贄

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イオリ
イオリ
サラリーマン / 読書家
34歳会社員ブロガーです。 これまで学んできたことを発信して、それが人の助け、人生が豊かになればと思い、ブログを始めました。 ブログの種類は『雑記』で、主に身の周りで使って便利なもの、読んでみて良かった本を紹介しています♪
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