そして誰もいなくなった / こうして誰もいなくなった
皆さんこんにちは。
今回はミステリー小説の名作とも言われている『そして誰もいなくなった』とパロディ作品として原作を大胆にアレンジした『こうして誰もいなくなった』を紹介したいと思います。
小説のレビューになりますので、ネタバレのない様気をつけて書きます!
それでは、今回もよろしくお願いします!
はじめに
どちらの作品も共通しているのは『クローズド・サークル』で事件が起きることです。
※クローズド・サークルとは:ミステリー用語で、何らかの事情で外界との往来が断たれている状況のことを言います。引用元:ウィキペディア
どちらのお話も、船で孤島に来たまでは良かったが、嵐のせいで後戻りができなくなってしまいます。
そして、孤島に集まった人物たちが一人、また一人と犯人の手に掛けられていく…そんなお話です。
寝る前に読み始めると、眠れなくなるかもしれません!笑
【そして誰もいなくなった】
イギリスの推理作家で、ミステリーの女王と呼ばれた『アガサ・クリスティ』さん。
名探偵コナンに登場するアガサ博士は、アガサクリスティが由来です!
【こうして誰もいなくなった】
作者は日本の推理作家で創作塾の塾長も務めている、『有栖川有栖(ありすがわありす)』さん。
声に出して読みたくなる名前ですよね!笑
そして誰もいなくなった
U.N.オーエンと名乗る謎の人物から招待状を受け取った男女10人は絶海の孤島に招待されます。
ディナーが終わり団欒としていたところに、突如不気味な声が鳴り響き、招かれた者の罪状を読み上げます。
それは招かれた10人が抱える心の闇でした。
10人は法では裁けない殺人者として島に呼ばれ、これから裁きを受けるのだと言い渡されます
島は嵐で閉ざされ、外界との連絡が一切できなくなり、一行も焦りを感じ始めます
そして、気付かぬうちに一人また一人と命を落としていきます…
果たして犯人を見つけることはできるのか?
それとも“誰もいなくなってしまう”のか?
続きはぜひ、本書を読んで確かめてください!
こうして誰もいなくなった
仮想通貨で巨万の富を得た富豪「デンスケ」に招待され、伊勢湾に浮かぶ海賊島にバカンスにきた男女10人。
それぞれ人には言えない心の闇を抱えており、それを粛清すべく「見えざる手」によって、一人また一人と命を落としていきます。
帰る手段も無く、携帯の電波も通じない中、一行は焦りを感じ始めますが…
『そして誰もいなくなった』を大胆にアレンジした本編は、短編集に収録されている一つのお話です。
ページ数も『そして誰もいなくなった』と比べると、かなり少なくサラッと読めるお話になっています。
『そして誰もいなくなった』を読み終えたら、ぜひ本書も読んでみてください!
まとめ
- 『そして誰もいなくなった』
- ミステリー小説初心者、初めてのミステリー小説としてお勧めする一冊
- メジャーすぎてオチを知っている方にも、ぜひ読んでみてほしい内容です!
- 『こうして誰もいなくなった』
- 大胆なアレンジ作品ならではの、先が読めないアレンジ展開が最大のポイントです!
- 舞台が現代の日本なので、親近感が湧きやすく、読みやすい内容になっています!
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
さようなら〜