自称:投資の教科書『ウォール街のランダム・ウォーカー』を解説!
皆さんこんにちは。
今回は投資の教科書と言われている『ウォール街のランダム・ウォーカー』について解説していきます。
この本は投資初心者に向けられた、教科書としての本を自称していますが、実際は投資を始めてある程度知識が集まってきた段階で読む本になっています。
本書に出てくる専門用語のほとんどが意味を知っていること前提で、話が進んでいくので、投資初心者の最初の教科書には向きません。
※ドルコスト平均法・砂上の楼閣理論・リスクパリティ・ベータ・ETF・モメンタム・アノマリーなどなど。
今回の記事では本書の概要について、分かりやすく紹介したいと思います。
それでは、今回もよろしくお願いします!
はじめに
本書の内容を結論から言うと、『インデックスファンドをドルコスト平均法で購入して、死ぬまで持ち続ける』です。
以上、終わり!
…とはいきませんので、もう少し説明すると上の文章には次の様な意味が含まれています。
至ってシンプルですが、実行するのはとても難しいと言えます。
なぜなら、実行が簡単なら世界はお金持ちで溢れかえっているからです。
自称:投資の教科書
結論を書いたので、ここからは中身について触れていきたいと思います。
日本語訳で500ページを超える読み応えのある本の結論はシンプルですが、実際に投資で成功するまでの道のりには魅力的な誘惑がたくさんあります。
たとえば『アクティブファンド』は、インデックスファンドよりも好成績を目指します!と公言しています。
投資者たちからしたら「儲かるならこっちにしよう!」という気持ちになりますね。
他にも、ビットコインやFXなどの投機的なものも誘惑してきます。
- 投資と投機の違いは期間だと思ってください。
- 長期で利益を出そうとするのが投資
- 短期で利益を出そうとするのが投機
そんな時は初心に戻って自分に問いかけてみてください。
自分は何の為に投資をしているのか?
目的は何だったか思い出してみましょう!
もし20代の方で老後資産欲しさに投資をしているなら、投資期間が30年以上取れるはずです。
以前に『敗者のゲーム』について記事を書きましたが、本書でも敗者のゲームと同じことが書かれています。
『この本は手っ取り早くお金持ちになりたい人には向かない、副題を付けるとしたら、ゆっくりと確実にお金持ちになる方法と付ける。』
※敗者のゲームについては、こちらの記事から見ることができます♪
そんな誘惑を振り切り辿り着いた先が、お馴染みのインデックスファンドなので、結論だけ聞くと、何とも拍子抜けかもしれません。
ですが、インデックスファンドに至るまでの過程は、人類の経済史を旅しているような、まるで小説を読んでいるような翻訳がされているので、読み物としては楽しめる事間違い無しです!
結論:インデックスファンドの一人勝ち
はじめに解説したように、インデックスファンドをコツコツ淡々と、暴騰しても暴落しても、雨にも負けず風にも負けず、365日繰り返すだけ、と言うのが個人投資家にとっての最適解だという結論になります。
本書ではインデックスファンドの代表として、S&P500を中心に解説していましたが、我々日本人で個人投資家なおかつ初心者だと、新NISAで取り扱っている銘柄で何を買えば良いか気になるところですよね?
残念ながら、何を買うかに関しては個人の判断になりますので、私からはこれを買った方が良いですとは言えません。
S&P500かオルカンの2択なのか、新興国なのか、それとも半導体メーカーなのか、日経平均株価なのか…答えは無限にあります。
ただ一つ、本書を参考に言えることは個別株ではなく、インデックスファンドの方が良いということです。
まとめ
- 投資の成績を上げたい場合はどうすればよいのか?
- 『ドルコスト平均法』で『特定のインデックスファンド』に『相場が良くても悪くても淡々と積み立てる』のが最適解。
- 投資と投機は違う、短期間で儲けを出そうと考えず、インデックスファンドでゆっくり、じっくりお金持ちになることを目指すべき。
- 敗者のゲーム・勝者になりたいあなたへ!
怒涛のインデックスファンドごり押しタイムでしたね笑
本書は教科書というよりも、一歩進んだ参考書として読むことをお勧めします。
読む順番としては、『敗者のゲーム』を読んでからが読むと内容を理解しやすいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
さようなら~