皆さんこんにちは。
今回もビル・パーキンスさんが書かれた『DIE WITH ZERO』について引き続き解説したいと思います。
前回の解説では「人生の最後に残るものは思い出」・「私たちは喜びを先送りしている」・「ゼロで死ぬことは効率の極み」であることをお伝えしました。
前回:【書評】あなたの人生が今よりも豊かになる究極のルールを徹底解説! Part.1/3
今回はさらに踏み込んだ内容でお送りしますので、どうぞ最後までお付き合いいただけると幸いです。
- ルール1:今しかできないことに投資する
- ルール2:一刻も早く経験にお金を使う
- ルール3:ゼロで死ぬ
- ルール4:人生最後の日を意識する
- ルール5:子供には死ぬ「前」に与える
- ルール6:年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
- ルール7:やりたいことの「賞味期限」を意識する
- ルール8:45~60歳に資産を取り崩し始める
- ルール9:大胆にリスクを取る
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ルール4:人生最後の日を意識する
- 突然ですが、皆さんは自分の寿命を予測したことがありますでしょうか?
- 「そんなものわかるわけがない!」と思うかもしれませんが、自分が後どれぐらい生きるかを真面目に考えてみることには価値があります。
- なぜなら、自分の寿命を予測することで、寿命までに何ができて何ができないのか、何をするべきで何をすれば良いかが見えてくるからです。
- たとえば、お酒とタバコをやめなければ55歳で死ぬと言われたらどうでしょうか。子供の成長や孫の顔が見たいから長生きしたい!と思ったなら、きっとやめることができます。
- このように人は死に目を向けることで、人生の残り時間を意識し、合理的な判断ができるようになります。
- 合理的な判断ができるようになれば、人生の喜びを最大化する為の方法を探し、限られた時間とエネルギーをどう使うべきなのかを真剣に考えられるようにもなります。
ルール5:子供には死ぬ「前」に与える
- ここまで読んでいただいてる方の中で、子供がいる人はこう考える人もいるかと思う「ゼロで死ぬのが効率的であることは分かったけど、それじゃあ子供のことはどうするの?」「そんなものは子供のいない人間が勝手に言ってるだけのことだ」この考えを想定し、本書では『ゼロで死ぬことの計画の中には、当然子供の問題も含まれている』と書かれている。
- 結論を話すと、子供へはあなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきである。
- 死後に貰うと、うれしさ半減し、価値は激減するその訳とは?
- たとえば、親と子で25歳差の親子がいたとします。親が90歳で亡くなり、65歳の子供が資産を相続したとしても、そのお金を最大限使う為の体力が残っているとは限りません。たいていの場合は、相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのあるお金の使い方ができないのです。
- 私たちは何故、死んでから子供に相続するのが当たり前だと思ってきたのか。
- 大切な子供の為にお金を貯めてきたのに、渡すタイミングが完全にランダムで、貰って意味があるのか、ちゃんと使えるのか不確実なことは、本当に子供のことを考えていると言えるのだろうか。
- 子供が本当にお金が必要なのがいつなのかわからない時は、こう考えてみてください。自分はいつ、何歳の時にお金が必要でしたでしょうか?
- 本書では、『お金の価値を最大化できる年齢は26~35歳』と書かれている。たしかにこの年齢には納得できるものがある。結婚して家庭をもったり、マイホームや車を買うなどのお金の掛かるイベントは、だいたいこの時期に詰まっている。
- だからこそ子供へは、あなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきであり、死んでから与えるのは遅すぎる。
ルール6:年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
- 社会人になって、初めてお給料を貰った時のことを思い出してみてください。貰ったお金の何割かは貯金しようかな~と思ったことがあるかと思います。
- 私は、若いころから貯金する習慣を身につけるのはとても良いことだと考えていましたが、本書では違うようです。
- 若い時は節約よりも自由にお金を使う方が合理的だと書かれており、それは私たちが大人になる過程で聞かされ続けてきたこととは違いました。
- シカゴ大学の有名な経済学者の言葉にこんなものがあります。『これから給料は上がっていく、君が稼ぐ力は右肩上がりだ!』こう言われると、とても気分が良くなりますね。
- さて、ここで大切なことは『支出と貯蓄のバランスを最適化する』ことになります。
- 『記憶の配当』が得られるような、心に残る体験にするべくお金を使うように心掛けていきたいところです。
- たとえば、毎日スタバのコーヒーに400円掛けるのも良いですが、コーヒーをやめて浮いたお金を貯蓄して旅行費用にするのもの良い考えだと思います。
- 今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と、将来の為の貯蓄の適切なバランスを取ることが大事です。※収入の1/10貯金はとても効果的な貯金方法ですが、若い時から老いるまでずっとそれで本当に良いのか?という問いを投げかけています。
- また、私たちの体は間違いなく衰えています。そして、お金の価値は加齢と共に低下していきます。
- 極端な話ですが、余命1週間で病院のベッドの上にいる状態の時に、100億円もらっても残された時間では、そのお金を使ってできることはほとんどありません。
- 『健康はお金よりも重いのです。』
- だからこそ、若く能力が高い時にお金をたくさん使うことは理にかなっていると言えます。
- 「お金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高めることをどうか忘れないでください。
まとめ
- ルール4:人生最後の日を意識する
- ⇒人は死に目を向けることで、人生の残り時間を意識し、合理的な判断ができるようになる。
- ⇒合理的な判断ができるようになれば、人生の喜びを最大化する為の方法を探し、限られた時間とエネルギーをどう使うべきなのかを真剣に考えられるようにもなる。
- ルール5:子供には死ぬ「前」に与える
- ⇒子供が本当にお金が必要なのがいつなのか考える。分からなければ、自分はいつ何歳の時にお金が必要だったか思い出す。
- ⇒子供へは、あなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきであり、死んでから与えるのは遅すぎる。
- ルール6:年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
- ⇒支出と貯蓄のバランスを最適化する。
- ⇒『記憶の配当』が得られるような、心に残る体験にするべくお金を使うように心掛ける。
- ⇒『健康はお金よりも重い』
以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本書の書評記事については、次回で最終回を予定しております。
次回は
- ルール7:やりたいことの「賞味期限」を意識する
- ルール8:45~60歳に資産を取り崩し始める
- ルール9:大胆にリスクを取る
について解説したいと思いますので、お時間あればまた来ていただけると嬉しいです。
それでは、次回もよろしくお願い致します。
さようなら~
次回:【書評】あなたの人生が今よりも豊かになる究極のルールを徹底解説! Part.3/3
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ABOUT ME
34歳会社員ブロガーです。
これまで学んできたことを発信して、それが人の助け、人生が豊かになればと思い、ブログを始めました。
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