皆さん、こんにちは。
30代会社員ブロガーのイオリです。
今回もアンドリュー・O・スミスさん著『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』について解説します。
全3回に渡っての解説も今回で最後になります。
今回のテーマは『税金』・『社会福祉』・『法律と契約』・『老後資産』
- 奨学金など、頑張る人を応援する『社会福祉』
- ほかにも失業保険、仕事中のケガをしたときに出る労災保険があります。
- 買い物することは、お金を渡して『法律と契約』を同時に行っている
- 法律を守ることで契約を結ぶことに意味が生まれ、取引をシンプルにするためにお金を使います。
- 人生最後に使うお金『老後資産』
- どんな人も最後は眠りにつきます、人生100年時代では仕事をリタイアして眠りにつくまで、65歳から100歳まで35年あります。
- 35年間を年金だけでなく、『老後資産』を使うことでより裕福に、より幸せに過ごせるよう考えてみましょう。
この本はこんな人におすすめ!
- マネーリテラシーをアップしたい人
- 投資を始めたいけど、基本が分からない人
- 保険は本当に必要か悩んでいる人
- 老後資産の計画を立てている人
それではよろしくお願いします!
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11.税金
- 税金は国を運営するために必要なお金
- 税金はお金を必要以上に払っている感じがして、なんとなく払いたくない気持ちはわかりますが、一歩引いたところから見てみましょう。
- 前回の10.保険項目でもふれた『国民健康保険』も税金で賄われている制度です。
もし税金がなければ?
- 病院で10万円の手術を受けた時を例として見てみましょう
- A.税金のある世界
- 10万円の手術を受けたけど、国民健康保険があるから3割負担になるので、3万円で済んだ
- B.税金の無い世界
- 10万円の手術を受けたけど、国民健康保険が無いから全額負担で、10万円払うことになった
- 例として医療についてふれましたが、他にも道路の整備や警察官、消防隊員、公務員のお給料は税金から出ています。
- もし税金が無くなれば、日本は国として機能しなくなります。
- とは言え国会議員の汚職問題などを聞くと、私たちが払った税金が無駄遣いされているのが明るみに出るので、税金なんて1円も払いたくない!という気持ちもわかります。
- お金の向こう側の話になりますが、税金の無駄遣いをやめさせるにはデモ運動をしても効果はありません。
- 税金を上手く使ってくれる人をよく見極め、選挙時に投票することで、日本という国は少しずつ良くなっていきます。
- 内政・外交問題を解決し、より豊かな国をつくるためにも、税金は必要なお金なのです。
12.社会福祉
- 国は税金で私たちから、お金を徴収するだけではなく、配ることもあります。
- 代表的なものは学生へ向けた奨学金、仕事を失った人への失業保険、仕事中のケガ(労働災害)に対して支払われる労災保険などです。
- 奨学金について
- 奨学金は学校に行きたいけど、お金が無い人に貸し出される借金です。
- 借金なので返す必要があり、利率も設定されています。
- 給付型奨学金という制度もあり、こちらは返済は不要ですが細かい条件があります。
- 奨学金を借りるのは親ではなく、学校に通う人になります。
- 社会に出た時から借金がある状態でスタートするので、借りる際は就職後のことも考えて借りましょう。
13.法律と契約
- 私たちは日々契約と法律を繰り返しながら生活しています。
- たとえばスマホを買うとき、『あなた』と『お店』は契約をします。
- 支払いがクレジットカードなら、一時的な借金になるので『あなた』と『カード会社』の契約も発生します。
- これはスマホに限らず、スーパーで野菜を買う場合も同じです。
- お金を払って物を買うことは、全て契約です。
- 契約というルールを守るからこそ、人は生活できているとも言えます
- では法律とは何か?
- お金を払わずに物を盗めば、それは犯罪になり法律で裁かれることになります。
- 契約(ルール)を破れば、法律により罰が下るようになっています。
- 契約と法律をシンプルにする為に『お金』は存在している。
14.老後資産
- 人生100年時代と言われる現在、私たちは何歳まで『健康的に生きていられる』か予想できません。
- もし寿命が100歳でも、健康でいられるのが80歳までならどうでしょうか?
- 残り20年病院のベッドの上で過ごすことになったら、そのお金は『誰が』『どこから』『いくら』出してくれるのか。
- ほとんどの場合、自分で用意する必要があります。
- 日本では最近、老後2,000万円問題が騒がれている。
- 老後に普通の暮らしをするだけでも、年金だけでは2,000万円足りないという問題です。
- 本当に2,000万円必要なのかは、人によって生活費が違うので答えることはできません。
- ですが老後資産がなければ、孫にあげるお年玉も、老後にゆっくり旅行する計画も立てられません。
- 新NISAと老後資金
- 2024年に入りNISAは新NISAへと進化しました。
- 具体的には20〜30年先を見据えた長期投資に有利な制度へと変わった。
- 長期投資が有利なら、老後資金と割り切って利用できるのも、新NISAのポイントです!
- 老後資産、今貯めるべき?
- 私個人の意見としては、今すぐ貯めるべきですが、一つだけ確認してから貯め始めてほしと思います。
【重要】あなたの月の必要最低生活費はいくらですか?
- 老後に必要な生活費は若いころの生活費7割ぐらいになると言われています。
- 日本では65歳を迎えると年金を貰えるようになります。
- 年金の平均額ですが『国民年金は月5万円』+『厚生年金は月14万円』と言われているので、合わせて19万円、ここから税金20%を引くと手取り額は15万円ほどになります。
- 私個人の意見としては、20代の人は月1万円ずつでもよいので、新NISAで積立を始めることをおすすめします。
- 理由はシンプルに投資期間を長く取れるからです。
- SNSを見ると月10万円、月30万円の人もいますが、そんなものは気にしなくて大丈夫です。
- 【重要】老後資産に向けて投資をする場合は、自分のペースで焦らず着実に積み立てることが大切です!
まとめ:お金の教科書の向こう側
- 税金
- 税金が無ければ国は成り立たない。
- 税金は国民一人一人が支払っている。
- 道路の補修や医療費の7割は税金から支払われている。
- 社会福祉
- 税金として回収されたお金は、社会福祉として国民に配布される。
- 具体的な配布方法として、奨学金・失業保険・労働災害への支払いなどに使われる。
- 法律と契約
- お金は法律と契約というルールをシンプルなものにしてくれる。
- 老後資産
- まずは毎月の生活費を確認する。
- 生活費に0.7を掛けた数字を、老後1ヶ月ごとに必要な生活費と仮定する。
- 次に毎月もらえる年金額を確認する。
- 会社員の場合は国民年金と厚生年金の2つを合算して19万円、税引きを考慮すると年金の手取り額は15万円ほどになります。
- 先ほど計算した老後1ヶ月ごとの生活費と比べた時、毎月15万円で生活を維持できるのかを確認しましょう。
【重要】
上記のやり方で老後の生活費を出した時に、1ヶ月分の年金額を上回るようなら、老後資産を作っておく必要があります。
- 80歳まで生きると仮定した時に、65歳から80歳までは15年、15年は月に直すと180ヶ月になります。
- 月の生活費が1万円不足している場合、1万円×180ヶ月=180万円あれば生活できることがわかります。
- 孫へのお年玉や、老後に夫婦で旅行に出かけることを考えているなら、新NISAやiDeCoを活用して資産を築いておくのがよいでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本書は私にとっても思い出深い1冊で、読むたびに新しい発見や、考え事の視点を得ることができるので、何度も読み返すぐらい気に入ってます。
今回解説した内容について、初めて知る知識が少しでもあれば、こうして記事作成に書けた労力も報われます♪
最後に、お金の本を読むと必ず書いてある言葉で〆たいと思います。
『お金は手段であり、目的ではない。』
どうかこれだけは忘れないでください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
さようなら〜
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ABOUT ME
34歳会社員ブロガーです。
これまで学んできたことを発信して、それが人の助け、人生が豊かになればと思い、ブログを始めました。
ブログの種類は『雑記』で、主に身の周りで使って便利なもの、読んでみて良かった本を紹介しています♪