皆さんこんにちは。
もし読むだけで賢くなれる本があったら…あなたは読みますか?
今回紹介するのは野村裕之さんが書かれた『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。
ちょっと胡散臭いなぁ…。
なんで読むだけでいいの?
解けないので解答を読む⇨理解する⇨そう考えればよかったのか!という閃き・考え方が自分を賢くしてくれます。
まずは試しに1問どうぞ!
問題:あるイベントで開始時は観客が1人だったが、1分ごとに2倍に増え、12分で会場が満員になった。
観客が会場の半分を占めたのは、開始から何分後
答えは『はじめに』で発表します。
この本はこんな人におすすめ!
- 賢くなりたい人
- パズルが好き・考えるのが好きな人
- 仕事・プライベートどちらでも使える考え方を身に付けたい人
それではよろしくお願いします!
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はじめに
観客が会場の半分を占めたのは、開始から…
答え
パッと思いつくのは12分で会場いっぱいなら、6分で半分だろ!
ですが、よく考えてみると倍々で観客が増えるので、12分の時がいっぱいなら11分の時は半分なので、観客が会場の半分を占めたのは、開始から11分後になります。
論理的思考問題とは
特別な知識を必要とせず、問題文を見て考えることで解ける問題のことを言います。
論理的思考問題を解くことで鍛えられる力は5つあります。
問題も添えて解説していきますので、是非考えながら読んでみてください♪
論理的思考
事実や情報を冷静に見抜き、順序や法則を整理して、矛盾のない適切な判断をする力です。
問題:3人の村人
- あなたの前に3人の村人がいる。
- 1人は天使、1人は悪魔、1人は人間。
- 天使は必ず真実を言い、悪魔は必ず噓をつき、人間はランダムに真実や嘘を言う。
- 3人の村人はA・B・Cは次のように言った。
- A:私は天使ではない
- B:私は悪魔ではない
- C:私は人間ではない
それぞれの村人たちの正体は?
批判思考
前提となる情報や直感に対して疑問を持って考え、本質を見抜く力。
たとえば 『 A・B・C・■・E 』 と並んでいたら、■の中身は D だ!
と、直感で思うはずです。
この考えを批判する「ほんとに D なのかな…?」と考える力が批判思考になります。
水平思考
既成概念・常識・先入観・過去の事例にとらわれず、フラットな視点で自由に発想する力。
問題に対して、ほかに何か考えはないかな?と向き合うことで、これまでと違う斬新なアイデアを導く思考方法です。
問題:熊の色は?
- ある学者がテントを立てていると熊があらわれた。
- 学者はパニックになり、南へ10km、東へ10km、北へ10km走ったところ、テントに戻ってきてしまった。
さて、熊の色は?
俯瞰思考
現状の視野・細部にとらわれることなく目線を高めることで、物事の全体をとらえる力。
広い視野で見たときに見えていなかった情報や可能性に気づき、新しい発想・解決策を生み出すことができます。
多面的思考
物事に対して複数の立場・角度、あらゆる側面から考える力。
自分の視点だけでなく、相手の目線から見るとどう見えるか?
鍛えることで隠れた真実や見落としていた事実に気づくことができるようになります。
問題:階段の帽子
- あなた、兄、姉が帽子をかぶって階段に立たされている。
- 下から兄、あなた、姉の順番だ。
- 自分の帽子の色はわからないが、前に立っている人の帽子は見える。
- 3人は赤帽子2つ、青帽子2つのうち、いずれかを被らされていると、全員が知っている。
- 3人に父親がこう言った。
- 「誰かが自分の帽子の色を当てられたら、ご褒美をあげよう。」
- はじめは誰も答えられなかった。
あなたは答えられるだろうか?
まとめ
- 賢くなりたい人
- もし問題が解けなくても、解けないので解答を読む⇨理解する⇨そう考えればよかったのか!という新しい考え方が手に入るので、『論理的思考問題』は読むだけで賢くなれる本と言えるでしょう。
- パズルが好き・考えるのが好きな人
- 今回はピックアップして問題を出しましたが、本書では50個を超える問題が記載されているので、順番に解いてもよし、好きな分野苦手な分野どちらからでも楽しめるようになっています。
- 仕事・プライベートどちらでも使える考え方を身に付けたい人
- たとえば多面的思考を鍛えることができれば、相手はどういう思考で話しているのかを深く考えられるようになります。
- 聞き上手は話し上手とも言いますので、コミュニケーション能力向上にも一役買ってくれます。
世界の一流と呼ばれるエリートたちはクイズを好むと言われています。
実際にアメリカの大企業GoogleやMicrosoftでは、入社問題として論理的思考問題が出題されることがあるそうです。
論理的思考を鍛える最後の仕上げは、アウトプットすることで完了します。
是非ここで読んだ問題を職場の同僚や友達に出題してみてください♪
ここまで読んでいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
さようなら~
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答え合わせ
論理的思考:3人の村人
答え
仮定して考え矛盾のない答えを導き出す問題です。
人間が真実も嘘も言うのがノイズになっているので、天使と悪魔を特定することができれば解くことができます。
- 仮定:天使は真実しか言わない。
- 村人A:私は天使ではない、これが真実だと天使なのに天使ではないという矛盾が生じます。
- 村人B:私は悪魔ではない、天使を仮定すればこれは成立します。
- 村人C:私は人間ではない、天使を仮定すればこれも成立します。
- これで村人B・Cのどちらかが天使だと分かります。
- 仮定:悪魔は嘘しか言わない。
- 村人A:私は天使ではない、これは真実でも嘘でも悪魔は嘘しか言わないので成立しません。
- 真実:私は天使ではない = 私は悪魔 or 人間
- 嘘:私は天使ではない = 私は天使です
- 村人B:私は悪魔ではない、悪魔は嘘つきなのでこれは成立します。
- 村人C:私は人間ではない、これは真実でも嘘でも悪魔は嘘しか言わないので成立しません。
- これで村人Bが悪魔だと分かります。
- 村人Bが悪魔だとわかったので、村人Cは天使であることも分かりました。
- これによって残った村人Aが人間であることも分かりますね。
水平思考:熊の色は?
答え
だと思った~♪
直感で当たった人もいるかもしれませんが、ちゃんと理由があります。
- ヒントは移動した方角です。
- 南・東・北の3方向に移動したのに、テントに戻ってきたのはなぜか?
- 学者がテントを立てていたのが北極だったからです。
- 地球は丸いので、北極から南へ10km・東へ10km・北へ10km移動すると、元の位置に戻ってくるというわけです!
- 北極にいるのは白熊なので、熊の色は『白』が正解となります。
多面的思考:階段の帽子
答え
この問題はとても有名で多くの人が知っているかもしれません。
中学生の国語の教科書にも載っていますし、カイジという漫画ではギャンブルの題材として取り入れられています。
- まずは3人の立ち位置を考えてみましょう。
- 兄 ⇦ 自分 ⇦ 姉 の順番で階段に立っています。
- 赤帽子が2つ、青帽子が2つでいずれかを被っている。
- パッと見すると姉が一番上にいるので有利に見えますよね?
- たとえば姉が下を見た時に、下2人が赤帽子なら残りは青帽子なので、「私は青帽子!」と即答できます。
- ですが下の二人の帽子の色が赤・青と違っていたら?
- 自分はどちらかの色ですが、何色かわかりません…。
- 次に兄はどうでしょうか?一番下にいるから何も分からず不利に感じます。
- 一番上の姉が即答できなかった時に初めて、一番下にいる自分と真ん中にいる弟の帽子の色が違うと分かります。
- ですが、それ以上の情報が手に入らないのでわかりません…。
- 最後に自分です。
- 姉が即答できなかった時、自分と下にいる兄の帽子の色は違うとわかります。
- そして兄の帽子の色は見えているので、自分は兄と違う色を言えば正解となります!
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34歳会社員ブロガーです。
これまで学んできたことを発信して、それが人の助け、人生が豊かになればと思い、ブログを始めました。
ブログの種類は『雑記』で、主に身の周りで使って便利なもの、読んでみて良かった本を紹介しています♪